ダウ10連騰の後に控えるものは?

 1987年当時、強いアメリカを目指すレーガノミクスを背景に、米経済成長は高まったが、減税と軍備増強により、財政赤字は拡大。国債発行急増で金利上昇・ドル高となったが、輸出は減少、減税により消費は拡大したため、輸入は増加。この輸出入の増減により、貿易赤字も拡大した。

 1985年のプラザ合意以降の行き過ぎたドル安を止めるため、1987年にルーブル合意が結ばれたが、旧西ドイツが国内のインフレを懸念し、金利を高めに誘導したため、政策協調の信頼性は損なわれ、G7協調政策の破錠が嫌気された。FRB(連邦準備制度理事会)も、ドルの金利引き上げを行うのではないかという不安も広がり、西ドイツの金利引き上げから1ヶ月後、10月19日にブラックマンデーが起こった。

 売りが売りを呼ぶ展開となったのが自動売買プログラムと言われる。このプログラムによる売り注文が売りを呼び、負の連鎖引き起こした。

 「アメリカ・ファースト」を唱え自国最優先・保護貿易主義的なトランプ政権だが、ロシアゲート問題を抱えながら、依然としてオバマケア代替法案は議会を通過せず、目玉だったインフラ投資・大型減税策などの財源の目処も立たないまま、秋には債務上限問題も浮上してくる。
 
min20170808-2
 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事