ハリケーンイサク来襲

この時期は天候が世界の商品価格を左右する。今度は、熱帯低気圧ISAACである。8月27日日本時間午後5時時点のこの熱帯低気圧の位置は、フロリダ半島とキューバの間におり、時速14マイル(約22キロ)で北西、ニューオリンズに向かって進行中であり、予想では、48時間後(日本時間水曜日午後5時)にハリケーンに発達する可能性が66%ある。カテゴリー3以上の巨大ハリケーンになる可能性は9%と小さいが、進路はニューオリンズの真上を抜けて北上する見込みなので、メキシコ湾岸や南部地方には影響がでるだろう。

全米の日量1730万バレルの石油精製設備のうち44%に相当する770万バレルの精製設備がメキシコ湾岸にあり、全米194百万バレルの5月の原油生産量のうち、約58%の112百万バレルがメキシコ湾の海上で生産されている。また、海外からの原油も一部はニューオリンズ近辺で陸揚げされている。要するに米国にとっては原油を生産したり、輸入して、ガソリンなどの石油製品に加工して全米にパイプラインで供給するハブの拠点となっているのが、ニューオリンズである。

2005年8月27日ハリケーンカトリーナはちょうどおなじような位置にいて、8月31日と9月1日にニューオリンズを襲い、堤防を決壊させて市街を水浸しにした。8月23日65ドルだったNY原油価格は8月30日70.35ドルまで一週間で5ドル上昇した。

ISAACの場合は、カトリーナほど威力はない。カトリーナは25日の時点で風速時速81マイルだったが、ISAACは、74マイルである。しかし、NY原油価格は8月24日金曜日96.15ドルだったが、アジア時間では、97.11ドルまで上昇している。おそらく週末までISAACの行方とハリケーンになる規模を注目しつつ原油価格は強含みとなるだろう。

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