増加するDUCの増加は将来の米原油生産量の増加の根拠!?

原油反発。産油国会合での減産強化期待などで。49.58ドル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックス横ばいだったことなどで。1264.4ドル近辺で推移。銀は金と同様、プラチナは反落後、反発。

上海ゴム上昇。16200元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ293.4ドル(前日比およそ4.5ドル縮小)、円建てで1,036円(同12円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京プラチナ 日足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「増加するDUCの増加は将来の米原油生産量の増加の根拠!?」

昨日、「米シェールオイルの開発工程のイメージ図」で述べた「開発」段階の真ん中、つまり「掘削」と「仕上げ」の間に、“DUC(drilled but uncompleted)”「掘削済・未仕上げ油井」という、掘削が完了したもののまだ仕上げが行われていない油井、があります。

現在このDUCの数が大きく増加している点に注目しています。

DUCが増加する要因は2つあり、1つは掘削数が増加すること、もう1つは仕上げが行われないことです。

現在は仕上げの動向を示す「仕上げ後・未生産油井」の数も増えていますので、現在のDUCの増加は掘削数の増加によるものです。

一方、掘削数に直接関わりがある稼働リグ数の伸びの鈍化や、シェール業者には掘削活動を縮小するとしている業者がある等、今後、掘削数の増加を背景としたDUCの増加は止まる可能性があります。

しかし、このように大きく積み上がったDUCは、仕上げを行うだけで比較的短期間でシェールの生産を行える油井の予備軍として、今後の米国のシェールオイル生産に大きな影響を与える可能性があります。

今後、仮にリグの減少が顕著になっても、しばらくの間はDUCの取り崩しにより原油生産量が増加する可能性があります。

昨日より本日まで、UAEで行われている産油国の会合で前向きな決定事項があったとしても、引き続き米国の原油生産量の動向には注意が必要です。

図:DUCの数の推移 単位:基
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出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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