これからの米新車販売の動向と天然ゴム消費の行方

 商品マーケットの冴えない市況情勢とは対照的に、米株価は快進撃を続けている。8月2日時点のNYダウは6日連続で史上最高値を更新する動きとなり、心理的節目の2万2000ドルを初めて突破した。特にゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどの金融株の上げが急である。

 しかし勿論、すべての株価が上昇しているわけではなく、年間の売上見通しを下方修正したスポーツ用品大手のアンダー・アーマーの株価が下落し、また自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターの株価も下落する状況にある。

 後者の米自動車メーカーの株価が下落しているのは、売れ行きの不振が続いているためだ。オートデータがまとめた7月の米新車販売台数は141万5139台で前年同月比7%の減少となった。前年比割れは1月から7カ月連続となり、米自動車産業全体が減速していることが明白である。

 ちなみに7月のメーカー別では最大手のGMが15.5%減と大きく減退している。フォードも7.4%のマイナスと落ち込み度が大きい。一連の米新車販売台数が落ち込んでいる背景には、販売奨励金の積み増しによる値下げの効果にも限界が見え始めている点にある。このため昨年まで右肩上がりだった需要の頭打ち感が広がっている。

 なお中国の新車販売台数も減速が鮮明である。今年上半期は前年同期比3.8%増の1335万4000台と前年比プラスは維持したものの、2年ぶりに一桁の伸び率にとどまった。2015年秋からの小型車減税で2016年通年は前年比13.7%増となったのに比べ急減速した。
 
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