米国の原油在庫は来年3月まで2度増加する!?

原油上昇。OPECの原油生産量の増加報道などで。48.73ドル台を維持。

金反発後下落。ドルインデックスの反発などで。1271.7ドル近辺で推移。銀、プラチナも同様。

上海ゴム一時15100元割れも反発。15300元近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ326.0ドル(前日比およそ6.1ドル縮小)、円建てで1,141円(同10円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油在庫は来年3月まで2度増加する!?」

以下のグラフは、過去およそ30年間(1988年から2016年までの29年間)の、月末時点の米原油在庫の月別平均の推移を、1月を100として示したもの(青実線 左軸)、および2017年のこれまでの同在庫の推移(ピンク点線 右軸 単位:千バレル)です。

青線より、年に2回、米国の原油在庫が増加する時期があることがわかります。(逆に年に2回減少する時期があるということです)

その増減の内容は以下おおむね以下のようになると考えられます。

・米原油在庫の増加時期について
毎年1月頃から5月頃まで増加
→冬場(暖房油シーズン)ピーク明け、夏場(ドライブシーズン)前の不需要期における在庫増加のため

毎年9月頃から11月頃まで増加
→夏場(ドライブシーズン)ピーク明け、冬場(暖房油シーズン)前の不需要期における在庫増加のため

・米原油在庫減少時期について
毎年5月頃から9月頃まで増加
→夏場(ドライブシーズン)の需要に向けた在庫取り崩しのため

毎年11月頃から翌年1月頃まで増加
→冬場(暖房油シーズン)の需要に向けた在庫取り崩しのため

ピンクの点線より、2017年は3月頃在庫のピークを迎え、その後、季節要因のセオリー通り原油在庫は減少する傾向にあります。

先月後半の原油価格上昇の背景の一つに、米国の原油在庫の減少が上げられましたが、(その減少がOPEC等の減産によるものかどうかという議論もありますが)とりもなおさず、米国の季節習性という面で減少していると考えれば、過去のデータから考えれば、9月ごろに一旦減少が止まると考えられます。

また、その後は暖房油のシーズン前で在庫増加、11月から来年1月頃まで減少するものの、同1月以降は増加することが考えられます。

来年3月までの24か国による減産において、ここから2度、在庫が増加するタイミングが訪れるのではないかと考えています。

図:米国の原油在庫における過去およそ30年の月別平均の推移(1月を100)(左軸)と、2017年の同在庫の推移(右軸 単位:千バレル)
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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