ドル安と株高の反転に注意

 最近の商品価格はドル安に助けられている。年初からドルインデックスは、約9.6%値下がりし、金はその間に9.3%上昇している。NY原油価格が50ドルを超えてきたのもドル安がその一つの要因と考えられる。ドル安は、米国連邦準備制度理事会が利上げを繰り下げ、またバランスシートの縮小を繰り上げようとしている動きに影響を受け、またトランプ政権の混迷に嫌気をさしている。米国財政は10月辺りに債務上限を突破する見通しであり、ムニューチン財務長官は米議会に休会前の上限引き上げ可決を要請している。だが議会はヘルスケア改革や減税問題で共和・民主の折り合いがつかないまま無駄な時間を浪費しており、疑惑が強まるロシアゲート問題も絡まって、Debt Ceilingはほとんど棚ざらしになっている。プリーバス首席補佐官が辞任。ティラーソン国務長官も辞任観測があり、政権内部での混乱が続いている。
 
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 にもかかわらず米国株価は史上最高値を更新し続けている。その背景には企業業績の好転があるが、年初から9.3%の値上がりとなっており、そろそろ反落があってもおかしくない時期である。
 
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 今後は二つのことが要警戒である。

 一つはドルの下落が反発に転じること。ドル高になれば商品価格は下がる傾向となる。一方でダウ平均株価が急落すれば、その度合いや期間によるが、市場にサプライズがもたらされるようなことになれば、金高の要因となる。
 

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