天然ゴム市場分析

 中国財務省が6月下旬に発表した1~5月の国営企業利益が前年同期比25.5%増となり、製鉄や非鉄金属、石炭など前年同期に赤字を計上した業界の多くが黒字転換となりました。それにより中国の資源銘柄の多くが6月下旬から上昇基調に転じました。その後、中国国家統計局と財新・マークイットから発表された中国の「6月の製造業PMI」が共に市場予想を大きく上回りました。そして中国の「6月の鉱工業生産」と「6月のGDP成長率」も共に市場予想を上回りました。そして、IMFが昨日発表した2017年と2018年の世界経済成長見通しは前回発表値から据え置きとなりましたが、「2017年と2018年の中国の経済成長見通し」が上方修正されました。また、中国汽車工業協会が発表した「6月の自動車販売台数」が3カ月ぶりに前年実績を上回りました。更に中国関税総署が発表した「6月の貿易収支」では、輸出入金額が共に市場予想を大きく上回りました。

 鉄鋼や非鉄金属、石炭など資源材全体の3割ほどを中国が消費します。天然ゴムにおいては、世界全体の40%を中国が消費します。中国経済成長の鈍化が取沙汰されてきましたが、ここにきて中国経済成長が6月から力強さを取り戻しつつあることが示され、中国の資源銘柄全体が6月下旬から上昇基調を続けております。こうした中国経済成長の6月からの力強さに裏付けされた資源銘柄全体の上昇基調はしばらく続きそうです。それに伴い、上海ゴムや東京ゴムもしばらく上昇基調を続ける可能性があります。

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