トウモロコシ、天候リスクを背景に先高期待高まる

 米コーンベルトの乾燥した天候の長期化を踏まえたファンドの積極買いでシカゴトウモロコシは再び急伸している。

 とりわけ、トウモロコシや大豆の米国での最大の生産州であるアイオワの作柄後退が目立っている。米農務省が17日に発表した16日現在のアイオワのトウモロコシの作柄状況で、優と良の合計は71%で、前週から6%も大きく後退している。平年を100とする作況指数でみると、107から104に低下しているが、まだまだ平年を上回る良好な水準である。しかし、土壌水分不足が深刻化する中、次回発表ではこの作況指数が一気に100を下回ることも十分考えられる。

 アイオワの土壌水分に関して、極不足は18%、不足が33%で、合わせて51%となり、今季初めて50%を上回った。2週間前の合計は27%だったことから、一気に悪化しており、これが今後の作柄低下に直結することが想定される。2012年7月の大相場当時のアイオワの不足合計は90%台だったことから、まだ土壌水分を警戒すべきではないとの声も挙がっているが、アイオワの乾燥した天候が長期化するとの予報も出ているだけに、天候プレミアムを買う動きは一段と活発化すると考えられる。

 アイオワの州都であるデモインの7月の月間雨量は19日現在で13.2ミリしかなく、平年の7月の月間雨量のまだ11.6%しかない。ちなみに、6月の雨量は平年の26.3%、5月の雨量は同66.7%だったことから、乾燥した天候の長期化から、イールドの低下は免れないといえる。
 
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