利上げが遠のき金にフォローの風

 イエレン議長は議会証言で、インフレ率がさして高くない現状において、利上げについては慎重に判断するというハト派の発言に代わったことから、米国株価は史上最高値を再度更新し、9月の利上げが遠のいたかもしれないと受け止めた金市場は1233ドルまで上昇している。2015年12月から4回利上げしてきたFRBは、Blainard理事やミネアポリス連銀のKashkari総裁に加え、フィラデルフィア連銀のHarker総裁さえも利上げに慎重な姿勢を示すなど、FOMC内部のムードは変化しているようである。

 これによりドルインデックスは安値を更新し、年初の103.21から95.15まで約8%ドル安になっている。ドル安はドル建ての商品価格を押し上げるため原油価格は46ドルになっている。

 金価格については、比較的強気で良いと思うが、それでも1300ドル辺りには壁があると思われる。

 原油価格は上げの要因はそれほど見当たらず、OPECの減産の順守率は、5月は95%であったが、6月は78%と、アルジェリア、エクアドル、ガボン、イラク、UAE、ベネズエラが目標生産量より多く生産している、また減産対象国でないリビアやナイジェリア、イランも増産している。米国の稼働リグ数も増加傾向にあり、シェール油田の生産コストは8%ほど上昇して45ドル前後になっているとの報道もあるが、コストの安いリグ、油田地帯と効率の悪い油田が相混ざっているようである。原油価格は下値42ドル、上値52ドルの間で動くのではなかろうか。

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