米国の原油在庫の変動は“季節的か根本的か”を考えることが重要

原油やや反発。減産枠を設定していないリビア・ナイジェリアにおける減産枠設定への期待などで。44.50ドル近辺で推移。

金やや反発。引けにかけてドルインデックスが弱含んだことなどで。1213.9ドル近辺で推移。銀、プラチナも同様。

上海ゴム小動き。12755元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ310.8ドル(前日比およそ7.1ドル拡大)、円建てで1,130円(同26円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●ゴールド100 1時間足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油在庫の変動は“季節的か根本的か”を考えることが重要」

以下の図のとおり、米国の原油在庫はおよそ5億バレルとされています。(6月30日時点 米エネルギー省のデータより)

世界の石油在庫の減少のためには米国の原油在庫の減少は欠かせないと筆者は考えております。

その上で“米国の原油在庫の減少”というテーマについては留意すべき点があると感じています。

それは“短・中期的な減少”と“長期的な減少”です。前者を“季節的な減少”、後者を“構造の変化を伴った根本的な減少”と言い換えることができると思います。

世界の原油市場の行く末の鍵を握る、世界の石油在庫、その世界の石油在庫の行く末の鍵を握る米国の原油在庫について、さまざまな報道がなされていますが、その報道が短・中期的な、つまり季節的な要因について触れているのか?、あるいは長期的な、つまり構造の変化を伴った根本的な要因について触れているのか?という点は、情報を読む上で非常に重要な点であると感じています。

そもそも季節的に原油在庫が減少しやすいこの時期の在庫の減少は、長期的な減少に寄与しない可能性がある、さらに言えばドライブシーズン終了後は季節要因が弱まるため在庫は再び増加する可能性もある、という点を含めて、現在の在庫減少という点について考察していくことが必要なのではないかと個人的に思います。

長期的な減少・構造の変化を伴った根本的な減少がはじまったかどうか、についての判断は、ドライブシーズン後(9月下旬)以降も原油在庫が減少し続けているかどうか、在庫積み上がりの主因と考えている米国の原油生産量(シェール含め)の減少傾向が顕著に見られているかどうか、という点で確認できるのではないかと考えております。

図:米国の原油在庫 (6月30日時点)
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出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

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