米原油在庫の減少の裏側

原油下落。米国の石油開発のための掘削稼動リグ数が増加したことが嫌気された模様。44.47ドル近辺で推移。

金下落。ドルインデックスの上昇などで。1212.0ドル近辺で推移。銀、プラチナも同様。

上海ゴム引け間際に下落。12635元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ303.7ドル(前日比およそ12.0ドル縮小)、円建てで1,104円(同35円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)
1_170710_rakutensec_Yoshida

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米原油在庫の減少の裏側」

7月6日(木)に米エネルギー省が週間石油統計を公表しました。4日の独立記念日のため、水曜に公表されるところ先週は木曜日にずれたようです。

先週の週間石油統計で減少が確認され、発表当時の原油価格の上昇要因とされた「米国の原油在庫」について、以下のとおり同省が提唱する石油管理5地区ごとの原油在庫を表にしてみました。

6月30日(金)時点では6月23日(金)時点に比べて、5つの地区いずれも原油在庫は減少、全米合計でおよそ630万バレル在庫が減少した、ということがわかります。

しかし、気になる点があります。それは、全米の原油在庫の半分強を有するPADD3メキシコ湾岸地区の原油在庫について、減少はしているものの、その減少幅は5地区中下から2番目、同地区の原油在庫に占める在庫減少による変化率は-0.40%という点です。

他の地域に比べても減少幅が小さく、同地区でみても前々週比ほぼ変わらずであったことが分かります。

特に現在は、24か国の減産体制が減産を行っている期間中ということもあり、世界の原油在庫の減少が原油価格を押し上げる要因となり得る状況であると思われます。

しかし先週は、OECD石油在庫ベースで世界の40%強の在庫を有する米国の、その米国の原油半分の半分を有するメキシコ湾地区の原油在庫において積極的な原油在庫の減少がみられなかった、ということになります。

この点は米国の原油在庫が減少しても原油価格が明確な上昇トレンドとならない要因の一つであるように思われます。

図:米国の石油管理5地区の原油在庫 (2017年7月6日公表分)
2_170710_rakutensec_Yoshida

出所:米エネルギー省のデータより筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事