各種月報を控えて、海外原油は再び弱基調へ

 WTI・ブレントとも上値の重い展開をみせており、ブレント期近9月限の50ドルが大きな壁になっている。

 6日に米EIAが発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比629.9万バレル、ガソリン在庫は同366.9万バレル、そして中間留分在庫は同185.0万バレルと、それぞれ大幅に減少している。原油在庫の減少は製油所の稼働率が向上したこと、原油輸入が大幅に減少したためとみられる。ガソリン在庫の減少にはガソリン需要の改善が寄与しており、稼働率の向上の下、ガソリン在庫が大幅に減少した意味は大きく、ドライブシーズンでのガソリン需要の拡大も連想される。

 しかしながら、WTI期近8月限は46.53ドルの高値示現後、高値から1ドル以上も急落するなど、結果的に買いは続かず。米国の原油生産が再び急増したことは売り材料だったのは確かである。前週末のWTI急伸は米国の原油生産の増加ペースの鈍化が指摘され、弱気なOPECの産油量がその前に発表されたものの、無視され、強引に買い進まれていた。それが今回の原油増産を受けた結果、原油増産ペースの鈍化シナリオが後退し、改めて世界の原油の供給拡大を売り材料に評価し直した結果の値崩れと考えられる。
 
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