東京金は押し目完了の可能性

 今年も半分が終了した。北朝鮮や中東の地政学的リスクや、英仏の選挙、石油輸出国機構(OPEC)総会、米連邦公開市場委員会(FOMC)等のビッグイベントが無事終了し、現在、NYダウは史上最高値圏にあり。日経平均株価も2万円の大台で推移している。恐怖指数(VIX)も10ポイント台と低く、リスクは低下している。

 さて、6月13、14日に開催されたFOMCでは、米連邦準備制度理事会(FRB)は市場の予想通り0.25%の利上げを決定した。これに加え、バランスシート縮小計画も決定した。それによれば、FRBが保有する米国債とモーゲージ証券(MBS)の償還分の再投資を段階的に縮小させていくという。

 具体的には、今年のいずれかの時点から、毎月「米国債60億ドル」+「MBS 40億ドル」=「合計100億ドル」を減少させ、3カ月ごとに「米国債は60億ドルずつ」、「MBSは40億ドルずつ」売却額を増やし、最終的に「米国債300億ドル」+「MBS 200億ドル」=「合計500億ドル」を毎月減少させるというもの。今後の利上げペースとしては、「年内にあと1回」、2018年は3回としていることから、市場では、9月のFOMCで資産縮小を開始し、12月の会合で、今年3回目の利上げを行うと見ているようだ。ただ、FRBは景気減速によって、金利を引き下げなければならない場合は、再び、償還分の再投資を拡大させることもあるとしている。

 今後は、金融引き締め圧力が2重にかかってくるわけだが、金利を生じない金には、さほどの重石になっていない。26日の誤発注によると言われる180万オンスの売り注文が出て、1250ドルの節目を割り込んでも、終値では200日移動平均線を維持し、地合いの底堅さを見せつけた。金市場は、今後の金融政策について懐疑的に見ているのかもしれない。
 
nyg0629
 

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