海外原油は出直りか?米国のガソリン需要改善をキッカケに

 世界的な原油の供給過剰がさらに拡大するとの思惑からWTIは期近ベースで42ドル台まで急落し、昨年11月下旬のOPECによる減産合意前の水準まで値崩れしている。

 一段安のキッカケはリビアとナイジェリアの増産計画が示されたことで、リビアは7月下旬まで日量100万バレルの増産を目標にしている。現在の産油量は88万5000バレルだが、7月だけで10万バレル以上の増産を予定している。ナイジェリアは7月、8月と増産の予定で、10万バレルの増産をこちらも計画している。

 5月の両国の産油量は前月と比較して日量30万バレル以上の増加を示しているが、OPEC総会では日量30万バレル程度の減産の協議も行ったとされる。しかし、両国の増産ペースはそれを上回っており、OPECとしては大幅な減産の必要性に迫られている。

 しかし、11月の総会まで大幅な減産を決定するにはかなりの調整が必要で、現時点でサウジのエネルギー相はひとまず7月までの原油相場を見極めるべきで、5月のOPEC総会の合意に満足しているという。サウジが一段の大幅減産に踏み切る必要性があるが、実際、減産を順守しているにはサウジのみで、その他減産を義務付けられている産油国は追加減産には及び腰である。原油売却によって得られる収入に影響があるためと考えられる。

nygasolin

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