レーショニングの手を緩めるのが難しい穀物相場

米農務省(USDA)8月需給報告では、2012/13年度の米国産トウモロコシの期末在庫見通しが、前月の11.83億Buから6.50億Buまで引き下げられた。前月同様にレーショニングの動きを先取りする形で需要見通しを引き下げたが、それではもはや対応出来ない程に供給環境が悪化している。

今年度は過去最大の作付面積を確保し、在庫積み増しに万全の体制を整えたはずだったが、さすがに半世紀ぶりの熱波・旱魃の影響は相殺できなかった模様だ。

イールドは、7月報告で単月としては過去最大の20.0Bu/エーカーもの下方修正が行われていたが、今月は更に22.6Buの下方修正となり、1995/96年度以来の低イールド見通しになっている。加えて、今報告では収穫面積も前月の8,890万エーカーから8,740万エーカーまで引き下げられており、生産放棄の動きももはや無視できないレベルに達したことが確認できる。

しかも、足元の作況報告の数値などを見ると、更に供給項目が下方修正を迫られるリスクも払拭できない。当面はUSDAのシナリオ通りに、レーショニング対応を進めることで需給バランスの崩壊を阻止することが至上命題になる。少なくとも、大幅な値下がりによる需要環境の改善を許容できる需給環境にはない。

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