金は長期的な下値探りへ

 米FOMC声明後、瞬間的に上昇したNY金だったが、その後は大きく値を崩しており、その高値から30ドル以上も急落している。声明の中で、年3回の利上げは維持するとしており、今年はあと1回の予定となる。また、2018年も3回の利上げ予定に変わらないことから、金利を生まない金にとっては予想していたことではあるが、かなり厳しい内容だったといえる。また、イエレン米FRB議長は資産圧縮、いわゆるテーパリングが早ければ9月から実施することも言及するなど、出口戦略の道筋を改めて示している。

 イベントリスクを好感して1300ドル近くまで急騰したNY金だったが、そのリスクも解消され、実勢悪から現在は再び下値を試す動きをみせ始めている。

 現在の金融市場は資金の流れを把握することが重要である。米長期金利の上昇は今後とも予想され、金市場に資金がシフトする流れは一層細くなる。米長期金利の上昇によって世界から米国に資金がシフトしているのも確かである。その資金は株式市場に集まっており、弱気な米経済指標が相次いで発表されても、資金の流れが影響してNYダウは高値更新を続けている。先日、ゴールドマンサックスがナスダックに対する警戒を示唆するレポートを公表後、ナスダックが下げ続けているものの、NYダウは対照的に高値を更新している。
 
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