投機筋の買いが一段落、中国の天然ゴム在庫は昨年11月以来の高水準に

★ 6月9日金曜日の上海期貨交易所の認証天然ゴム在庫は34万6,835トンと前週から+2万2,355トン増になった。1週間の増加量としては2012年11月23日以来の大幅増となり、在庫量は昨年11月18日以来の高水準に達している。

★ 中国の天然ゴムや銅、鉛、亜鉛等の非鉄金属価格や石炭価格を、昨年初めを100とした指数でグラフに表すと、昨年11月に大幅に上昇したことがわかる。アルミは287と、1.9倍近い値上がりを見せた。その後下落したが、6月9日時点ではアルミ価格はまだ187.1とかなり高値水準にある。亜鉛価格もじわじわと上昇しており、先週末は178.8である。一方、銅、石炭、天然ゴム価格は元にもどり戻りつつあり、先週の指数は、銅は127.7、石炭は123.9である。天然ゴム価格指数は110.2とこれらの中では最も安くなっている。

★ 世界の株式市場の中で上海株価だけが、今年になって唯一下落している。トランプ大統領の減税やインフラ投資を見込んで、銅やアルミの利用が多くなるという思惑で、商品に向かった投資マネーも、結局どちらの政策も実現性に乏しいことを見て下落している。中国の投機マネーは得るところなく縮小している模様だ。その中にあって、天然ゴムに対する投機筋の買いも一段落したようである。

★ 中国汽車工業会が公表した速報値によれば、5月の中国の自動車販売台数は209万6,000台で、前年同期比▲0.09%減とほぼ横ばいだった。1月から5月までの累計販売台数は1,118万2,000台で前年同期比+3.71%増だった。税制の優遇措置が縮小されたことで反動減が予想されていたが、中国の自動車販売台数は思ったほど落ち込んではいない。ただ、乗用車より商用車の売れ行きが良くなっているのは、個人の購入より法人による購入が多くなっているのかもしれない。
 
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