「スーパー・サーズデー」を終えて

 6月は米金利のボトムやピークとなりやすい時間帯だが、6月FOMC以降、良い金利上昇と共に株価が上昇していくなら、金利がボトムを付けて年末に向けて反発・ドル高シナリオが考えられるが、トランプ政権に対する期待感の後退、ロシアゲート疑惑の長期化、地政学リスクの拡散、欧州情勢の不透明感などを考慮すると、米金利が上げにくい状況は継続するのではないか?

 新たな音声データーなどの証拠が出てこなければ、トランプ大統領の弾劾の可能性は後退するが、市場のトランプ政策期待は高まり難い地合いだ。8月は議会が休会で、ムニューシン財務長官からは「8月の休会までに債務上限引き上げを望む」との発言も出るなど、政策期待とはかけ離れた状況だ。

 4月の米中首脳会談で合意された外交・安全保障、経済など4分野でのハイレベル対話を6月にワシントンで開催する予定。4分野の米中ハイレベル対話とは、オバマ前政権下の「米中戦略・経済対話」に、サイバー安全保障や人的交流を含めた対話協力メカニズム。4月に米国側から対中貿易赤字削減の「100日計画」が開始されることが明かされたが、北朝鮮問題で協力体制を採っている中国に対して、一旦は、貿易問題は棚上げとなっている。ただし、トランプ政権の保護貿易主義的な政策は継続しており、ドルの上値は売られやすい地合いが継続すると見る。
 
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