「スーパー・サーズデー」を終えて

 「スーパー・サーズデー」と呼ばれた6月8日(木)の需要イベント(欧州中央銀行(ECB)理事会、コミー前米連邦捜査局(FBI)長官の議会証言、英国総選挙)を無難に通過、11日(日)の第一回のフランス国民議会選挙の第1回の投票も、マクロン大統領の新党「共和国前進」が7割を超える議席を獲得する圧勝で、足元の懸念材料は後退して、NY金(8月限)は1300ドルの上値抵抗を確認後、調整入りとなっている。

 一方のドル円は、6月FOMCでの利上げ観測から、109円で下支えられた後は、自律反騰となっている。

 CME FEDWATCHによる6月FOMCでの利上げ確率は96%前後となっており、利上げは確実と見られるが、かなりの部分、6月利上げは織り込まれており、ドルの押し上げ要因にはなり難い。

 焦点は、年内にも着手するとみられるバランスシート縮小について、工程表が示されるか否か。工程表が示されれば、ドル安、逆に示されなければドル高との見方がコンセンサスになりつつあるが、2015年12月の米利上げ以降の金価格を振り返って見ると、利上げを織り込む格好で下落した後は、実際の利上げ以降は押し目を買われており、今回も実際の利上げが決まれば、押し目を買い直されると見る。週末、NYダウは高値を更新したが、ナスダックが急反落しており、利上げに伴う株価への悪影響も注視したいところだ。
 
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