強気のサプライズが期待されるトウモロコシ

 10日に米農務省が発表する第一回生産高予想に対するアナリストの事前予想が出揃っている。ダウジョーンズが18社を集計したトウモロコシの生産高予想平均は109億7100万ブッシェル(予想レンジは98億6000万~117億5000万ブッシェル)で、イールド予想平均は126.2ブッシェル(同117.6~134.0ブッシェル)となっている。7月の需給報告で示された机上の数字である129億7000万ブッシェルの生産高と146.0ブッシェルのイールドを大幅に下回るとみられている。
 100億ブッシェル以下の生産高事前予想はファーム・フューチャーズだけで、110億ブッシェルを越える予想は10社にも上っている。このため、市場では米農務省が段階的に生産高予想を引き下げると踏んでいると考えられる。
 ところで、生産高事前予想平均をイールド予想平均で割ると、収穫面積の平均値が算出され、8693.3万エーカーとなる。作付面積が仮に9640.5万エーカーに据え置かれるとして収穫率は90.2%で、前年度の91.4%をわずかに下回る程度である。干ばつの場合、収穫率が低下する傾向にあるが、この90%台維持の収穫率はかなり楽観的な水準といえる。よく干ばつで比較される1988年8月の生産高予想で示された収穫率は84.5%で、前年度の90.1%を大幅に下回っていた。NOAA(米海洋大気局)は1936年以来の大干ばつと指摘しており、1988年当時よりも収穫率が悪化するとみるのが自然である。収穫率を86%として算出される収穫面積は8290.8エーカーで、これに予想平均イールドである126.2ブッシェルを掛けると、104億6300万ブッシェルの生産高が算出される。ただし、作付面積も下方修正されるとみられるため、その影響で一段と収穫面積は低下する可能性もある。

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