ゴムは反発の時期を迎える!?

 東京ゴムは先週も期近から大きく値崩れし、当限と先限の大幅な逆ザヤ(当限が高く先限が安い)が急速に修正された。具体的には5月24日の当限(6月限)は312円30銭、それが6月8日には185円まで暴落し、その下げ幅は127円30銭。一方、5月24日の先限は236円70銭、それが6月7日には178円80銭まで下げ、その下げ幅は57円90銭で、差し引き当限が51円50銭余計に下げたわけで、逆ザヤ幅が急速に縮小したことが判る。

 当限納会は26日(月)であと2週間に迫っているが、6月8日現在の当限の取組高は311枚ある。これが納会までどれほど整理されるかだが、買方主力は玉整理を強いられる見通しであり、受け渡しは4月限の20枚、5月限の18枚より増えるかも知れないが、数量は限られるものと思われる。

 また、6月前期の検品申請が140枚(700トン)、後期も新たな検品申請があるものと見られ、渡し玉に不足するようなことはない。6月から7月に向けてもタイからの新規入着が予想されており、東商取(東京商品取引所)の生ゴム指定倉庫在庫はスローテンポながらも増加するものと予想されている。

 期近がこうした状況の一方で、期先は180円割れで行き過ぎ感が強まって売方の買い戻しと、新規の買いが入り始めた。先週末の期先を中心とした反発がそれであり、その結果、当限と先限の逆ザヤ幅は3円以下と縮小している。

 こうなると、期近が安く期先が高い順ザヤになるのは時間の問題だ。従来の逆ザヤが順ザヤへと変化すると、どうなるか。恐らく、期近を売りヘッジしている向きは限月間のサヤが開けば高い限月に乗り換える。つまり、期近を買い戻して他の限月を売るポジションに変更することにより、期近が下げ止まる。それだけではなく、順ザヤになればサヤ取りの現受けも出るようになるから、これも期近を下支える一因になる。

 こうして、期近が下げ止まると市場には安値出尽し感、一部に底入れ観も芽生え始め、市場の買い気も強まってくるというわけだ。この通りになるかどうか判らないが、期先は1月31日の366円70銭から6月7日の178円80銭まで、日柄で4ヵ月以上、価格も高値から半値以下となっただけに、ここは応分の反発があってもおかしくない。

 6月7日の178円80銭が底値かどうか、時間をかけながら様子を見ないと判断しにくいが、目先的には、『新規売りはリスクあり』と見たい。

 5月24日の高値236円70銭から6月7日の安値178円80銭までの下げ幅が約58円、その3分の1戻りで約20円高の200円弱、下げ幅の半値戻りであれば約30円高の209円見当が予想されるが、少なくとも、目先は200円前後まで反発してもおかしくないと思われる。

 タイ政府が農民対策のため、何やら“口先介入”をする可能性があるので要注意。
 
Sゴム日足0609
 

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