ホット&ドライに湧くトウモロコシ

 米コーンベルトやプレーンズのホット&ドライを警戒してシカゴトウモロコシ市場では大きく売り越している大口ファンド筋の買い戻しが活発化しており、8日に期近7月限は3.9175ドルまで急伸するなど、天候相場らしい動きをみせ始めている。

 キッカケは米プレーンズ北部にあたるノースダコタやサウスダコタにおける春小麦の作柄悪化だった。米農務省が発表した4日現在の春小麦の作柄状況で優と良の合計はノースダコタで52%(前週62%)、サウスダコタで25%(同39%)。平年を100とする作況指数でみると、ノースダコタは96(同101)、サウスダコタは83(同89)。とりわけ、サウスダコタの作柄悪化が目立っているが、そのサウスダコタはトウモロコシの生産において前米で5番目に多く、ノースダコタを加えた2016年度のトウモロコシの生産者シェアは9%強にあたる。

 このため、トウモロコシの作柄後退を警戒する状況となっている。土壌水分でみると、サウスダコタの極不足は21%(前週14%)、不足は33%(同24%)、ノースダコタの極不足は17%(同10%)、不足は37%(同26%)。いずれも、ここにきて急ピッチに土壌水分不足が深刻化している。ちなみに、アイオワの極不足は0%、不足は9%、イリノイの極不足は0%、不足は8%であり、主産地での土壌水分不足はまだ考えにくいが、トウモロコシの主産地であるサウスダコタの土壌水分不足の下でのホット&ドライによって、トウモロコシの作柄悪化が急速に進む可能性はある。サウスダコタのトウモロコシの作柄状況の優と良の合計は62%(前週67%)、作況指数は100(同101)。
 
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