世界の原油在庫は米国が増加させた!?

原油下落。中東情勢の悪化による供給減少懸念が指摘される中、米国の供給増加・OPECの減産の有効性への懸念などが材料視された模様。47.45ドル近辺で推移。

金高止まり。ドルインデックスの弱含みなどで。1282.5ドル近辺で推移。銀・プラチナも同様。

上海ゴム、一時12400元割れも引けにかけて反発。12565元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ327.9ドル(前日比およそ1.6ドル縮小)、円建てで1,136円(同6円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

●東京ゴム 日足 (単位:円/キログラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界の原油在庫は米国が増加させた!?」

過去5年平均まで世界の原油在庫を減少させることを目的の一つとして、OPEC・非OPEC24か国は減産延長の延長を決めたとされています。

彼らが懸念する世界の原油在庫について、現在はOECDベースでおよそ30億バレルまで積み上がっており、過去5年平均である28億バレル、つまりこれから2億バレル減少することに努める、というこであると考えられます。

つまり彼らは、記録的に積み上がった原油在庫を平時に近い水準まで減少させることが(彼らが謳う)“安定した原油供給環境を作ることに近づく”と考えているものと思われます。

では、その世界の原油在庫ですが、一体どの国で増えたのでしょうか?“世界の”というと曖昧ですが、減産国24か国は具体的にどの国の在庫を減らしたいのでしょうか? …つまり、減産延長によって世界の原油在庫を減少させるというシナリオにおいては、“在庫が増えた国の在庫を減らし、元に戻すこと”が重要なのではないか?ということです。

以下は、世界の原油在庫が急増する直前の2014年12月を0(ゼロ)として、それ以降の米国および米国を除くOECD諸国(合計)の原油在庫の増減を示したものです。

グラフのとおり、米国の在庫急増が世界の原油在庫急増の主因であり、米国の原油在庫を減少させることが世界の原油在庫を減少させる最も重要なカギである、ということであると考えます。

減産国24か国はどのようにして米国の原油在庫を減少させようと考えているのでしょうか…?

今後も各種データや主要国の要人の発言に注目していきたいと思います。

図:米国およびその他のOECD諸国の原油在庫の増減(2014年12月をゼロとする)  単位:百万バレル
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出所:米エネルギー省のデータを元に筆者作成

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