米国の原油在庫が増加する背景

原油下落。在庫減少で反発するも、米国の供給増加懸念などで再び48.00ドル割れとなる場面も。48.10ドル近辺で推移。

金下落も引けにかけて反発。ドルインデックスの上下などで。1268.3ドル近辺で推移。銀は金同様、プラチナは下落後横ばい。

上海ゴム狭いレンジ相場。12400元近辺から12600元近辺の狭いレンジ相場で推移。12530元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ335.5ドル(前日比およそ13.9ドル拡大)、円建てで1,170円(同57円拡大)。ともに価格の関係はプラチナ<金。

●東京プラチナと金の価格差(プラチナ-金) 日足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油在庫が増加する背景」

世界の原油在庫を減らすと謳う減産国24か国の減産について、筆者は以前に述べたとおり世界の原油在庫を減少させるためには、在庫の4割強が存在すると見られる米国における原油在庫を減少させる必要があると考えております。

米国において、原油の供給は「国内生産+輸入」、原油の消費は「製油所へのインプット」とすることができると考えております。

以下の図の上段にて、夏のガソリン・冬の暖房油といった季節的な消費の増減を映し、原油の製油所へのインプットの量(つまり原油の消費)が増減していることが分かります。

また、下段の需給バランス(供給-消費)のとおり、在庫が急増し始めた2014年後半以降、供給過剰となる頻度はそれまでとほぼ同じものの、その度合が倍前後(40万バレル/日量前後が80万バレル弱/日量)になっていることが分かります。

つまり、この状態の継続が在庫を積み上げる要因になっている、ということであると考えています。

背景には、上段の消費と供給のグラフから分かる通り、2014年後半以前は消費の増減に歩調を合わせるように供給の増減が行われていたものの、2014年後半以降(在庫急増以降)は、消費の減少時に供給が減少しなくなっている点が上げられます。

消費は例年並みにある中で、供給が本来減少するべきタイミングで減少しなくなったことが在庫が積み上がる要因になっているのではないか?ということです。

図:米国内の原油供給と消費(上段)および需給バランス(供給-消費)(下段) 単位:百万バレル/日量
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出所:米エネルギー省のデータを元に筆者作成

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