高まる米シェールの生産効率①

原油下落。一時48.00ドル割れ。減産への期待を米国の供給増加懸念が上回ったと見られる点など。48.75ドル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの下落などで。1271.2ドル近辺で推移。銀は横ばい・プラチナも反発。

上海ゴム下落。休場明け下落して取引再開。一時12400元割れ。12465元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ321.6ドル(前日比およそ4.2ドル縮小)、円建てで1,113円(同19円縮小)。ともに価格の関係はプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「高まる米シェールの生産効率①」

米エネルギー省(以下EIA)は毎月1回、シェール主要地区のリグ数などの掘削稼動に関するデータを公表しています。

その中に、1抗井あたりの原油生産量(Production per rig)というものがあります。これは、1つの抗井(生産が始まっていることが前提であるため“油井”となりますが)から生産される原油生産量、つまり、いかに効率よく1つの抗井から生産がなされているか?を考える上で参考になるデータ、ということになります。

EIAが提唱する7つのシェール主要地区、それぞれのデータがあり、以下のグラフはその平均の推移を示したものです。

2010年前後といわれるシェールブーム開始以降、つまり6年以上、上昇傾向が続いていることが分かります。

過去6年といえば、原油価格が100ドル近辺であった時も、26ドル台まで下落した時も、そして現在も、ということです。

さらに興味深いのは、特に原油価格が急落した2014年後半から2016年初頭にかけて、グラフの傾きが急になっていることが分かります。

筆者は、原油価格が急落・低迷し、シェール開発への投資が難しい(実際に当時の稼動リグ数は減少傾向にあり新規投資が手控えられていたと見られる)からこそ、技術革新によって生産効率を上げようという動きが強まったのではないかと考えています。

こうした原油価格急落・低迷期に生じた技術革新の波によって生まれた従来よりも優れた掘削・生産技術が、シェール開発のコストを引き下げ、現在に至っている、と考えれば合点がいくように思えます。

70ドルとも80ドルとも言われた数年前の米シェールの採算ラインは、現在では50ドル近辺であるとも言われています。

明日以降、さらに踏み込んでシェールの生産効率について触れたいと思います。

図:米シェール主要地区における1抗井あたりの原油生産量の7地区平均  単位:バレル/日量
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出所:米エネルギー省のデータを元に筆者作成

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