上海ゴムと東京ゴムの価格差

 4連休明けとなった31日の上海ゴムの取引中心限月(9月限)は、5.8%安の1万2785元で前場を終え、年初来安値を大きく割り込みました。格付け会社の格付け会社のムーディーズが先週24日に中国の信用格付けを28年ぶりの引き下げ、それと共に元高基調が続いております。そうした元高基調に圧迫され、中国の資源銘柄の多くが先週24日ごろから下落基調を強めております。

 東京ゴムの先限は、当限から比べるとかなり割安です。しかし、上海ゴムから比べると、かなり割高換算となるようです。上海ゴムの取引中心限月(9月限)の前場引け値(1トン=1万2785元)から高率関税を差し引いてキロ当たりの円換算にすると、(1万2785元-900元)÷1000kg×16.24円=約193円換算となります。それに対して東京ゴム先限が10円ほど割高換算となっております。

 4連休明けの上海ゴムがストップ安寸前まで下落しており、しかも、年初来安値を大きく割り込んできました。こうなると、上海ゴムに対して大幅割高換算となる東京ゴムの更なる下落に警戒する必要もあります。

 TOCOMから発表される東京ゴムにおける投資家の買い越し枚数は、5月30日時点で年初来最高の買い越し枚数を3営業日連続で更新しました。そして、10月限と11月限が一代の安値更新となっていることから、投資家の買い越しポジションのほとんどが値洗いマイナスとなった計算です。ここまで投資家の買い越し枚数が増加すると、「人気の重みで株価が下がる」という相場格言もあるように、東京ゴムの内部要因がかなり重くなってきたと考えるべきかもしれません。しかも値洗い的にも悪化していることから、これから投資家の買い越しポジションの本格的な手じまい売りが始まる可能性もあります。

5月31日東京ゴムの投資家ポジション

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