原油相場は再び下値探りへ

 25日に開催されたOPEC総会では9カ月の減産延長が決定した。総会前日にはOPEC監視委員会によって9カ月の減産延長が勧告されていたが、いずれもサウジとロシアがすでに合意した内容を踏襲したに過ぎない。

 総会では12カ月の減産延長も議論されたようだが、反対も多かったとみられる。しかし、17日、18日に開催されたOPEC経済委員会で協議された減産幅の拡大に関して、総会では検討もされず、初めから減産延長の期間を巡る協議に終始したことになる。

 減産幅の拡大の可能性も期待して、WTI・ブレントは週明けも買いが先行し、総会前にWTI期近7月限は52ドルちょうどまで急伸したものの、結果的に知ったらしまいの売りに失望売りが重なり、その後、48ドル台までの大幅安を強いられている。

 減産延長でベストとの認識がOPEC加盟国、そして非加盟国に広がっていたが、減産幅を拡大すれば、原油増産を続ける米国を一層利することになるため、減産幅の拡大は見送られることになったと推測される。

 ただ、米国の原油減産基調は当面続くとみられる中、需給悪化は避けられず、海外原油は下げるべくして下落したとみるべきである。

 次回のOPEC総会は11月30日に決定したが、それまで減産幅の拡大を打ち出すことが難しくなったことで、相場が下落しても、何もできないOPECのスタンスを見透かされてしまっての急落ともいえる。

wti200

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