トウモロコシ、生産高を巡る動きに注目

 10日に米農務省は2012年度の生産高予想を明らかにするが、実地調査に基づく今季最初の生産高予想となる。これまで需給報告で示された生産高はあくまでも机上の数字であり、今回の生産高は米農務省の別の組織が分析し、公表したものを需給報告に反映することになる。
 さて、その生産高を巡るアナリストの予想が明らかにされ始めている。2日のFCストーンが発表したトウモロコシの生産高事前予想は110億4300万ブッシェル(イールド予想は124.3ブッシェル)で、7月の需給報告で米農務省が示した129億7000万ブッシェル(同146.0ブッシェル)を大幅に下回っている。イールドに関して、ランワースの122.0ブッシェル、ゴールドマンサックスの126.0ブッシェルの間が示されている。
 第一回の生産高予想だけに、事前予想のばらつきが多いのもこの8月の特徴である。今後発表される事前予想から目が離せない。
 ところで、FCストーンの生産高事前予想をイールドで割ると、8884.2万エーカーの収穫面積が算出される。今回の生産高予想では、収穫面積がどの程度下方修正されるかも注目されている。6月末に米農務省が示した収穫面積は8885.1万エーカーで、収穫率は92.16%である。作付面積が据え置かれるとして、FCストーンの収穫面積の収穫率は92.15%とあまり変わらない。ちなみに前年度の収穫率は91.36%で、これだけの大干ばつだけに、当然、収穫率も大きく低下するもので、1988年の干ばつの時も前年度の水準から3%程度、収穫率は低くなっている。すなわち、FCストーンの収穫面積もかなり楽観的といえる。従って、FCストーンの生産高事前予想の水準から実際にはさらに低い数字の生産高予想が示されてもおかしくはないということになる。

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