上下波乱の展開が続く金相場

 トランプ米大統領の政治スキャンダルを嫌気して17日のNYダウは今年最大の下げ幅を記録するなど、金融市場に大きな混乱をもたらしている。安全資産としてNY金は買い進まれ、1265.0ドルの高値を示現したものの、その他貴金属の値崩れに足をすくわれ、金の独歩高の様相とはいかず、1240ドル台まで売り込まれてしまった。

 政治スキャンダルによって大型減税やインフラ整備の先行き不透明さが高まり、NYダウの急落をもたらしたが、同様にインフラ整備で需要拡大が期待されたパラジウムは失望売りに急落。銀も売り直されており、金の独歩高を阻害する状況が生まれている。

 ところで、オペルはディーゼル自動車の新車開発を中止すると発表。欧州自動車産業はディーゼル車からプラグインハイブリットもしくは電気自動車の開発に大きく舵を切っており、ディーゼル車での触媒需要に大きく依存していた白金は改めて将来的な需要縮小を認識することになり、NY白金は大きく売り直されている。950ドルが大きな壁となったが、好調な欧州経済でも白金市場ではそれが支援材料にならないことが浮き彫りとなっている。

 こうしたその他貴金属の地合い悪化は今後とも避けられず、NY金の上値を抑制し続けることが考えられる。

gold

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事