嵐の前の静けさ(NY金)

 穀物市場の歴史的な騰勢を横目に、金市場は狭いレンジ入りとなっている。ロンドンオリンピック開催で早くも夏休みモードだ。ただし、この保合いが長ければ長い程、次に放れた際には大きな動きとなる。現在の保合いは、エネルギーを蓄えている「嵐の前の静けさ」と言えよう。

 NY金は2011年9月に史上最高値を更新して以降、下値を切り下げ2012年3月には90日移動平均線と200日移動平均線がデッドクロスとなった。2009年3月以降、続いていたゴールデンクロスが終了、中期上昇トレンドが終了、下降トレンド入りした格好だ。
ただし、1500ドル前半では下値支持感が働いており、足もとは1530ドル~1650ドルのレンジ入りとなっている。

 欧州ソブリンリスクに伴うリスク回避の動きが金市場の上値を抑えている一因だが、2008年リーマンショックの際もNY金はリスク回避で売られ、2008年8月に90日移動平均線と200日移動平均線はデッドクロスした。2007年2月のゴールデンクロスが終了した格好だったが、日柄を経て2009年3月にゴールデンクロスして新たな上昇トレンド再開・史上最高値更新となった。この時、要した保合い期間は約半年。半年間のエネルギー充電を経て大相場となった訳である。

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