米国の原油輸入相手の変化に注意

原油大幅上昇。サウジとロシアの減産延長支持、ドル安などで。48.85ドル近辺で推移。

金大幅上昇も引けにかけて下落。ドルインデックスの下落などで一時。1237ドル台をつけるもその後下落。銀・プラチナも同様。

上海ゴム13800元台まで反発もその後13500元近辺まで下落。13635元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ300.4ドル(前日比およそ4.4ドル縮小)、円建てで1,080円(同21円縮小)。ともに価格の関係はプラチナ<金。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)
1_170516_rakutensec_Yoshida

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油輸入相手の変化に注意」

減産延長について、サウジ・ロシアが前向きな発言をした背景には、高水準で推移する世界の原油在庫があるとされています。

この在庫を、過去5年平均まで減少させる旨の発言も聞かれます。

OPECや非OPECの減産に参加している国は、減産という方法で世界の原油在庫を減少させ、需給を安定化させようとしているようです。

ただ、4月時点で世界の原油在庫のおよそ45%は、急速に積み上がっている米国の在庫であると試算されます。

このため、OPEC・非OPECが世界の原油在庫を“減産で”効率的に減少させることができるかについては疑問が残ります。

在庫が積み上がる要因の一つに、供給が多い、という点が上げられますが、供給は、国内生産・輸入・在庫調整の3つの要素で構成されます。

米国の供給のおよそ4分の1が輸入によるものとみられますが、以下グラフのとおり、米国の減産対象国からの原油輸入は減少傾向です。

この10年間、カナダやブラジルなどの減産対象国ではない、周辺国からの輸入が大きく伸びています。

この点は、今後、減産対象国が減産延長を実施したとしても、課題である米国の原油在庫を減少させる、有効な手段にはならなくなる可能性を示していると考えられます。

図:米国の原油輸入相手の割合
2_170516_rakutensec_Yoshida

出所:米エネルギー省のデータを元に筆者作成

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事