中国景気減速は予想以上に早い

 中国の景気は予想以上に早く減速しているように見える。中国国家統計局が公表した4月の製造業購買部局担当者景況指数(PMI)は51.2となり6ヵ月振りの低調で、5年振りに高い数値であった3月の51.8から▲0.6ポイント低下した。ロイターが集計したアナリストの予想値は51.6であった。ただ、成長を示す50以上は9カ月連続で超えている。金融リスクを鎮めようとする為政者の努力が需要を押し下げているようだ。

 サブインデックスの「需要」を示す指数は51.8と昨年6月以来最も低い数値で、3月は59.3だった。コメルツ銀行シンガポール支店のエコノミストShou Hao氏は、鉄鉱石や鉄鋼価格がここ数か月の最低価格に下落して年後半の鉄鋼需要が低迷するとの恐れも出ているという。

 雇用指数は3月の50から49.2に低下、在庫指数は3月と同じ48.3だった。サービス部門は54.0で2014年5月以来の高水準だった3月の55.1からやや低下した。

 政府はインフラ投資を促進しており、第1四半期のGDPは6.9%と予想以上に高かった。しかし政府は不動産投資を沈静化させようとしており、人民銀行も金融危機や資産バブルを避ける方向で規制をかけている。鉄鉱石や石炭価格の下落を反映して生産者価格はこの7カ月で初めて低下し、第1四半期の不動産販売の伸びは緩やかになった。
 
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