天候回復観測でトウモロコシは下値探りへ!?

 米コーンベルトの天候を材料にしてシカゴトウモロコシは値動きの荒い展開をみせており、まさに天候相場に突入したといえる。

 週末から週明けにかけて、米コーンベルト全般に断続的な降雨が予想されており、市場では作付遅れ懸念がくすぶり、シカゴ期近7月限で3.70ドル台回復の動きもみせている。その一方、5月に入ると、乾燥した天候に変わるとの予報も多くなっており、週末から週明けの降雨を好感して上伸したシカゴトウモロコシだが、ここにきて値位置を切り下げているのも確かである。

 トウモロコシの場合、一週間で作付進捗率が50%近くも進むことがあるため、この時期の作付遅れもまだまだ挽回は可能であり、5月前半の天候回復予想を踏まえると、週明け以降、弱気な天気予報を嫌気して売り直される公算が高いと考えられる。

 ここまで長雨の予報を出し続けた米海洋大気局(NOAA)の天気予報でも平年以下の降雨予報に変わっている。

 ところで、トランプ米大統領はカナダとメキシコとの3カ国でNAFTAの再交渉に入ることを明らかにしている。公正な合意が得られなければ、NAFTA撤廃も主張している。NAFTAからの米国離脱となれば、トウモロコシ市場に与える影響も甚大といえる。

 メキシコは日本に次いで世界第2位のトウモロコシ輸入国であるが、米国産に限れば、世界最大の輸入国である。そのシェアは2016年度ベースで26%にも上る。もし、NAFTA離脱となれば、メキシコ向け輸出に悪影響を与えることは避けられず、それを警戒して26日にシカゴトウモロコシは一時値崩れを強いられている。
 
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