急落後の原油相場の行方

 昨晩のNY原油(5月限)は、大幅続落となった。EIA在庫統計でガソリン在庫の大幅積み増しや原油生産の増加、需要減少が嫌気される中、200日移動平均線割れで下げ加速した。(4/20付:テクニカル分析レポート参照)。相関の高いNYダウも大幅続落。NYダウは、一目均衡表の雲も割り込んできた。このまま下落を続けると、株価下落・需要減少が原油の下げの一因となる可能性も。

 バルキンドOPEC事務局長が、産油国は供給過剰の解消と市場の需給再均衡に一段と近づいているとの見方を示したものの、クウェートのマルズーク石油相がOPECが減産延長しても、イランは現行水準の原油生産を維持するだろうと述べたことなどから減産への懐疑的な見方が材料視された。

 先週はシリアへの米国によるミサイル攻撃に伴う地政学リスクの高まりで、200日移動平均線を上抜けて上げ加速となっていたが、市場の関心が、産油国でない北朝鮮リスクに向いた事も一因。

 昨晩のNY原油市場の下げの一因が、ガソリン在庫の増加とされているが、昨年も同時期にガソリン在庫は増加したが、米国のドライブシーズン入りから、在庫水準は高かったものの、トレンドは減少を辿った。

 5月最終月曜日のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)~9月第一月曜日のレイバーデー(労働者の日)までが、米国では「ドライブシーズン」となる。

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