北朝鮮リスクで金価格上昇中

 NY金価格が上昇している。昨年は1月から7月までの間に3割NY金価格は上昇したが、今年はそれほどではないが既に1月から1割以上上昇しており1300ドルに近づいている。直近の上昇の要因は北朝鮮問題による地政学的リスクのためである。VIX恐怖指数が急騰しており、米国債等の金利が低下し、それだけ米国債は買われている。同様に金も欧州を中心にETF残高が増加しており、安全資産への資金の移動が見られている。オーストラリアに向かっていた米国空母カールビンソンはインドネシア沖から変針して、日本海に向けて北上中であり、今後何が起きるかということは、世界の目が注目している。Wall Street Journalの記事やテレビの解説等を総合すると、米トランプ大統領と中国習近平国家主席はフロリダにおける会見で北朝鮮の現政権は維持させるが、核開発やミサイル発射は容認できないとの意見で一致したという。一方、北朝鮮は米国や中国の圧力で核開発を止めるとは全く思えないという。両者の接点を今後どのように取るのかは微妙な問題である。

 トランプ大統領は国内で移民の問題は司法の壁に会い、オバマケアの代替法案は議会の承認が得られず、暫定予算はいまだに組まれていない。大統領の支持率は低下し、米国各地でトランプ大統領の税務申告を公開せよとのデモが繰り広げられている。こうした内政の失敗は、海外で緊張状態を作ることで目を反らす方針を取らせるものと思われ、米軍部のタカ派の意見を取り入れシリアを攻撃し、アフガニスタンに地甲爆弾を落としてイスラム国の地下トンネルを破壊するなど、軍事的対応を続行している。

 日本は、北朝鮮がまず狙うなら在日米軍施設である佐世保と岩国だと標的を新たにしているので、本来はもう少し緊張感があってもよさそうなものだが、日本も韓国もタカをくくっており、円は安全資産として買われている。

 北朝鮮が戦争を仕掛けてくるとはまず思えないが、海外の資産家はその可能性を見て金を買っているので、ここは一緒にわれわれも資産を金に移すべき時ではなかろうか。

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