トウモロコシ、干ばつの長期化示唆でさらなる大相場へ

 19日にシカゴトウモロコシ新穀12月限は7.99ドルまで急伸し、8ドルまであと一歩まで迫っている。期近9月限は8.1675ドルまで急騰しており、すでに8ドルの大台はクリアしている。
 ところで、米国での受粉はほぼ完了しており、市場の関心はトウモロコシの受粉から大豆の着サヤに移っている。このため、大豆買い・トウモロコシ売りのスプレッドが活発化しており、シカゴトウモロコシの足踏みの動きもみられる。しかし、トウモロコシを取り巻く環境が悪化したわけではなく、近いうちにスプレッドの解消がみられ、またトウモロコシが急騰すると想定したい。
 米政府は19日、8月の天気に関する予想を明らかにしている。全米50州のうち、48州で8月の気温が平年以上、降水量が平年以下になるとの予報で、つまり、ホット&ドライの長期化を示唆している。29州が干ばつ状態にあるとしているが、その割合も増えることになるだろう。中西部に限ってみても、7月半ばで63%の地域が干ばつと指摘されている。目先的にコーンベルト北部で散発的な降雨も予想されている一方、トウモロコシの主産地であるアイオワ・ネブラスカは一段と気温が上昇するとみられており、ネブラスカでは最高気温が40℃近くまで、連日上昇すると予想されている。こうした中、作柄のさらなる悪化は避けられず、8月に発表される生産高予想が注目される。
 これまでの需給報告の中で示された生産高予想は机上の計算に基づくものであり、実地調査に基づく正式な生産高予想が8月から発表される。需給報告を発表する機関とは異なる機関が集計し、それを参考に需給報告が組み立てられることになる。

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