週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.27ドル高の52.36ドル、ブレント原油は同2.90ドル高の55.52ドルとなった。

 前週末31日の原油相場は、WTIが4日続伸、ブレントが反落となった。前日まで3日連続の上昇となった反動などから利食い売りが出やすく、序盤は軟調な推移となっていたが、引けにかけては週末・月末に絡んだポジション調整の動きが中心となった。

 週明けはWTIが反落、ブレントが小幅上昇。翌4日は、両油種ともに反発、操業停止となっていたリビア最大のシャララ油田にて生産再開との報が圧迫要因となったものの、米原油在庫の3週間ぶりの減少見通しから上昇となった。5日は、在庫発表に相場が振られる展開。API統計にて最新週の原油在庫が前週比-180万バレル と予想を大幅に上回る取り崩しとなったこと、また北海のバザード油田で生産が一時停止したとの報などで買いが先行するも、その後のEIA統計にて原油在庫は小幅減少予想のところ+160万バレルとなり、一時マイナスサイドまで売り込まれた。その後引けにかけてはまた値を戻し、小幅上昇となった。6日も供給過剰の解消期待から続伸、目新しい材料はなかったもの、前日の流れを引き継いだ格好となる。そして7日の東京時間、米軍によるシリアへのミサイル攻撃が報じられ、地政学リスク増大の見方から一段高となった。

 原油市場の上値追いがいつまで続くかということだが、3月に10万枚以上買いを減らしたファンド勢が今回の上昇で再び買っている可能性は高く、まだ上昇余地はありそうだ。OPECの協調減産期間延長期待も相場を下支えしており、また季節柄的にもガソリンシーズンを控え、上昇圧力が高まりやすい面も指摘される。一方、この二週間ほぼ一本調子で5ドル超上げており、いったん調整が入ってもおかしくはない。安易な売りは避け、押し目買いスタンスが有効かと思われる。
 
NY原油チャート

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