今週の原油相場は“心理”と“データ”の両面に注目

原油上昇。一時52.80ドル台へ。米国のシリア攻撃などを受けた中東からの供給懸念などで。NY時間は52.37ドル近辺で終了。

金上昇。一時1270.0ドルを上回る場面も。米国のシリア攻撃・北朝鮮情勢の緊迫化などで。NY時間は1256.3ドル近辺で終了。銀、プラチナは下落。

上海ゴム下落。16000元割れ。弱気な経済統計などで。金曜日は15810元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ299.6ドル(前日比およそ6.5ドル縮小)、円建てで1,060円(同およそ24円拡大)。

価格の関係はともにプラチナ<金。直近の最拡大時の価格差は、ドル建てでおよそ323ドル、円建てでおよそ1090円。ともに2016年10月下旬。

●東京原油 日足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「今週の原油相場は“心理”と“データ”の両面に注目」

シリア・エジプト・ストックホルム・北朝鮮・・・情勢が不安定化してきている中、原油価格はシリアやエジプトを含む中東とその近辺の情勢の緊迫化による供給懸念が一因となり上昇する展開となっています。

今のところ、実際の中東からの原油の供給が減少した訳ではなく、そうなるかもしれないという“懸念”で価格が上昇しているのであり、需給バランスが引き締まりを見せる可能性が出てきたことでの上昇ではないと、解釈しております。

一方で、今週、さまざまな石油関連のデータが公表されます。

代表例は月次で公表される「短期見通し(米エネルギー省 EIA)」、「月報(OPEC)」、「月次オイルレポート(国際エネルギー機関 IEA)」です。

世界およびOPECや国別の原油供給量・消費量・在庫、米国の石油製品需給、原油価格の見通し等を含んだ月次のレポートが、主体を異にして11日(火)より3日連続で公表されます。

また、「米国の原油在庫」「投機筋のポジション」「稼働リグ数」といった週次の統計もこれまで通り要注目なのですが、ここ数週間、同じ週次のデータである「米国の製油所の稼働率」にも注目が集まっています。

月次の統計発表が重なる、加えて週次の統計は注目度が高まっている・・・今週はさしずめ“石油統計の週”と位置付けることができるのではないか?と個人的に思っています。(米国のシェール主要地区の原油生産量や掘削後未生産油井の数等のデータの発表が4月17日(月)であり、今週でないことが残念ですが・・・)

“懸念”という心理面と、“データ”による需給面・・・今週はどちらも原油相場を動かす大きな要因になるのかもしれません。

図:今週の主な石油関連統計の発表スケジュール
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出所:各種データソース等を元に筆者作成

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