作付シフト観測の下、トウモロコシは戻り売りスタンスで

 いよいよ米国の穀倉地帯である米コーンベルトでトウモロコシの作付がスタートする。作付が本番を迎えるのは4月下旬から5月上旬であり、まだ手探りの作付となるが、作付を前にして最も重要なポイントは土壌水分である。

 3日発表された州別のクロップレポートの中で、2日現在の土壌水分が明らかにされている。主産地でみると、アイオワの適度が67%、過剰が26%、イリノイの適度が72%、過剰が17%、ネブラスカの適度が67%、過剰が8%、ミネソタの適度が75%、過剰が23%、インディアナの適度が63%、過剰が30%、オハイオの適度が54%、過剰が44%となっている。現時点で警戒すべきは土壌水分不足であるが、主産地ではその懸念はほとんどみられない。米コーンベルト東部での土壌水分の過多がやや目立つが、まだ多い分には問題ないだけに、作付には理想的といえる。

 ところで、3月末に米農務省が発表した作付意向面積は8999.6万エーカーで、2月の米年次農業フォーラムで示された9000万エーカーを下回ることとなり、予想外の強い内容を受け、その後のシカゴトウモロコシは急伸した。しかし、急伸は長続きせず、4月に入って高値からの値崩れをみせている。

 値崩れの主因は大豆からトウモロコシへの作付シフトの観測の高まりといえる。作付シフトの条件となるとは、当然、大豆とトウモロコシの比価も関係してくるが、トウモロコシの作付に適さない天候や土壌水分となれば、作付シフトしたくとも実際には困難なケースもある。

corn

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