米国の原油在庫と製油所稼働率

原油上昇も、引けにかけて反落。製油所稼働率の向上などを背景に一時51.80ドルを上回るも、引けにかけてドル高などが一因となり下落。NY時間は50.94ドル近辺で終了。

金引けにかけて急反発。ドルインデックスが引け時間帯にかけて急落したことなどで。NY時間は1258.00ドル近辺で終了。銀、プラチナも反発。

上海ゴム大幅反発。休場明け他市場高などを受けて。昨日は16930元で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ293.2ドル(前日比およそ1.6ドル縮小)、円建てで1,032円(同およそ6円縮小)。

価格の関係はともにプラチナ<金。直近の最拡大時の価格差は、ドル建てでおよそ323ドル、円建てでおよそ1090円。ともに2016年10月下旬。

●東京原油 月足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米国の原油在庫と製油所稼働率」

米国の製油所稼働率が話題になっています。製油所は、原油からガソリンや暖房油などの石油製品を作る施設で、その稼働率は処理能力に対してどれだけ製油所が動いているか、つまりどれだけ活発に原油が処理されているか、米国内の原油需要がどれだけ高まっているか、の目安と言えそうです。

先日このコラムで、米国の原油在庫はおおむね年間の春先にピークレベルを迎えその後、冬にかけて減少していくという点に触れました。(グラフの上部参照)

製油所の稼働率についても、おおむね季節的な変動がみられるようで、グラフのとおり、夏前後にその年のピークレベルを迎えるようです。

一般的にガソリンの最需要期である夏場のドライブシーズンを過ぎると製油所は定期修理の時期に入ると言われていますが、グラフもそのとおり、夏場以降は稼働率の低下を示しています。

この2つのグラフより考えられることは、今後、数か月の内に在庫がピークを迎え、その後程なくして原油需要は年間のピークを迎える時期に入る、ということだと思われます。

米国内の供給(生産・輸入)が増えれば、必ずしも需給が引き締まる方向に向かうことにはならないかもしれませんが、季節的なサポートを受けやすい時期に入るという点を念頭に入れておきたいタイミングに入りつつある、ということなのだと思われます。

図:米国の原油在庫と製油所稼働率の推移
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出所:EIAのデータ等を元に筆者作成

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