週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.26ドル高の50.09ドル、ブレント原油は同1.98ドル高の52.62ドルとなった。

 前週末3月24日は小反発、週末に減産順守監視委員会を控え減産延長を示唆するとの思惑などから底堅くし推移した。
 
 先週は、在庫統計への警戒などから弱含む場面も見受けられたが、中東(リビア)の供給障害の報や米国製品在庫の取り崩しなどから大幅に安値修正が進む展開となった。週明け27日はロシアのノバクエネルギー相が減産延長に慎重な見方を示したことが重しとなるなか、週末発表された石油掘削リグが前週比21基と大幅に増加するなど米生産の先行き増加懸念などから小幅に反落した。翌28日はリビアで武装勢力の攻撃によるパイプライン停止などが材料視され反発した。翌29日は大幅に反発。米国のEIA石油統計で原油在庫は増加したものの、ガソリンや留出油在庫が大幅に減少するなど製品主導で上昇し、先行き原油在庫が減少に転じるとの見方などから一本調子で値を切り上げた。翌30日もその流れを引き継ぎ買いが優勢な展開が続きWTI50ドルの節目を回復し、週末時点では高値からはやや上値を削るが50ドル台前半を維持している。

 ファンド勢の玉整理も上値を重くさせると思われ、短期的には50ドル半ばくらいが一度上値抵抗となるポイントに見受けられる。ファンド勢が月末高値演出後は緩む可能性は多少見たいところだ。ただし、新年度以降、新規投資により株式等リスク資産はある程度底堅い動きとなる可能性があり、原油においても一定の底堅さは維持すると見受けられる。

よって、緩む場面では余裕を見ながら押し目買いを推奨する。トレンドが出ると一本調子で走りやすいので注意しながら売買したい。
 
NY原油チャート

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事