天然ゴム市場分析

 上海ゴムの日中取引は、清明節により4月3日~4日が休場となります。そして、今週の天然ゴム市場の注目は、4月6日~7日の米中首脳会談となりそうです。

 トランプ大統領は3月31日、不公正貿易の調査を米商務省などに命じる大統領令に署名しました。先週末の米大統領令に対する署名は、4月6日~7日の米中首脳会談を見据えた署名だったのかもしれません。トランプ大統領は3月31日、「米製造業復活の舞台を築く」と述べました。また、3月30日には自身のツイッターで「我々はこれ以上、巨額の貿易赤字と雇用喪失は容認できず、中国との会談は厳しいものになる。米企業は、中国に取って代わる別のものに目を向ける用意をしなければならない。」と投稿しております。今週の米中首脳会談では、トランプ大統領が中国の対米輸出に対して厳しい態度を示すことが予想されます。

 2016年の米国の貿易赤字(5022億5200万ドル)の半分ほどが対中貿易によるものです。それに対して2016年の中国の貿易黒字(5099億6000万ドル)の半分ほど(2507億9000万ドル)が対米貿易によるものです。こうしたことを背景として米国は、今週の米中首脳会談で、中国の対米貿易に対して厳しい態度を示すとの見方が高まっております。そうなれば、中国の貿易企業へのダメージが懸念されるようになります。中国の貿易量が減少することになれば、1年ほど前から上昇基調を続けている中国の資源銘柄への売りが加速する可能性もあります。中国の資源銘柄が下落基調を強めると、鉄鋼関連銘柄や非鉄金属銘柄の下落に上海ゴムが追随する可能性も高まります。

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