ゴムは下値不安あるが、反発する時期に移行!?

 東京ゴム先限は1月31日の366円70銭から下落し、約2ヵ月かけて130円強も下げた。この間に反発したのは、①2月7日の293円10銭から2月14日の328円まで34円90銭高、②2月28日の262円から3月6日の280円50銭まで18円50銭高、③3月10日の255円40銭から3月17日まで14円60高の3度だけだ。

 しかし、①、②、③と順を追って反発力を失っているのは、下げ過程で買方が次々と損切りを強いられたのに対して、売方が利益を積み上げたこと、一方で2ヵ月に及ぶ下げ相場を見て、新たにゴムを買う投機筋が少なくなるとともに出来高が減少し、市場のエネルギーが乏しくなったといえるだろう。

 普通であれば130円の下げ幅に対して5分の1戻りで25円、同4分の1戻りで33円がらみは、安値から反発してもおかしくない。つまり、3月27日の安値235円30銭から25円高で260円、あるいは、33円高で270円弱まで反発してもおかしくないということだ。

 強弱の人気を表すRSI(相対力指数)は2月下旬から何度も下値警戒ラインの30ポイントに接近、先週は30ポイントを割ってしまい、市場人気がかなり弱まっていることを読み取れる。

 ただ、最近の対ドル円相場はトランプリスクを映して、ドル安・円高の流れに移行している。仮に円相場直物が3月27日の110円12銭を突き抜けると、昨年11月16日と17日の間に窓が開いており、とりあえず、これを埋めにかかると、108円前後まで上昇する可能性もある。

 もし、為替市場で円高が更に進めばゴムの輸入コスト低下で、昨年12月1日の安値224円50銭も考えられないではない。

 とはいえ、現在の水準から新規売りしても下値は限られたものになるはずで、むしろ、次の安値では売方の手仕舞も予想されるので、230円割れは案外、回避出来るかも知れない。

 今週は3日と4日が上海市場で『清明節』のため、休場となるだけに、市場は手掛かり難になることも考えられる。そして、タイでは来週13~15日が水かけ祭りとなり、季節の変わり目を迎える。要するに、天然ゴムは乾期(減産期)が終わり、次第に生産が増える時期を迎えるものの、『タイ南部の洪水などの影響もあって、天然ゴムの減産期がズレ込むとの話もある』(市場関係者)との声もあるだけに、タイの供給事情に変化があるかどうか見守る必要がある。

 結論は為替の動向次第(円高)では、今一度、水準を下げる可能性はあるものの、売り過ぎ、下げ過ぎであることも確かで、目先的には反発すると見たい。

Sゴム日足0331

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