フリーライダーはシェールではなく“第4極”!?

原油下落も、引けにかけて反発。減産延長協議が反発要因となった模様。NY時間は47.84ドル近辺で終了。

金はおよそ1ヶ月ぶりに1260.0ドルをつけた後に反落。反落はドルインデックスの反発などが一因となった模様。NY時間は1257.00ドル近辺で終了。銀は続伸・プラチナは金とほぼ同様。

上海ゴム16000元台を維持。16000元から16200元の小幅なレンジで終始。引き続きおよそ8ヶ月ぶりの安値(取引時間は日本時間午前0時まで)。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ284.5ドル(前日比およそ3.5ドル拡大)、円建てで1,011円(同8円拡大)。(価格の関係はともにプラチナ>金)直近の最拡大時の価格差は、ドル建てでおよそ323ドル、円建てでおよそ1090円。ともに2016年10月下旬。

●東京原油先物 日足 (単位:円/キロリットル)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「フリーライダーはシェールではなく“第4極”!?」

引き続き、世界の原油生産における“第4極”(減産の責を負わない、米国以外の産油国。昨日のコラムをご参照ください)の件ですが、以下のグラフのとおり、第4極の原油生産量の推移を見てみたいと思います。(2017年3月以降はEIAの推計)

彼らが直近で最も生産量を減らしたのは、2016年初旬に原油価格が30ドルを割ったころでした。2014年後半から2015年初めにかけて起きた原油価格の急落時(100ドル台から40ドル台へ)、生産量が減少していなかったことから考えるに、単純に考えて、彼らは原油価格が30ドル台近辺あるいはそれ以下であれば生産を縮小せざるを得なくなるが、40ドル台であれば生産は可能、という推測ができると思います。

つまり、現在の原油価格の値位置であれば、彼らもまた“増産の可能性がある生産国集団”とみなすことができると考えられます。

この第4極の特徴は、OPECなどのように“我々は世界の原油需要を賄う責を負っている”のような大義名分を掲げているわけではありませんので、その国の方針や需要の状況(自国都合で)によって増減産するものと思われます。EIAが見込みでは2017年後半にかけて生産量が大きく増加する見通しとなっていますが(グラフ参照)、今後の彼らの動向は要注意であると思われます。

シェールを“フリーライダー(ただ乗りする者・労せず原油価格の上昇の恩恵を受けようとする者)”とサウジの当局者がシェールをけん制しましたが、生産量の規模感からすれば、この第4極の方がフリーライダーであるように思えます。

図:第4極の原油生産量 (単位:百万バレル/日量) 2017年3月以降は見通し
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出所:米エネルギー省(EIA)のデータを元に筆者作成

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