世界的な供給過剰拡大懸念でシカゴトウモロコシは一段安へ

 シカゴトウモロコシを取り巻く環境が厳しさを増している。世界的な供給過剰の拡大に加えて、米国の2017年度の作付面積に対する悲観的な見通しも圧迫要因となっており、23日のシカゴトウモロコシは2カ月半振りの安値を示現し、着実に水準を切り下げている。

 FCストーンは22日、月末に米農務省が発表する作付意向面積に対する事前予想を明らかにしている。その事前予想は9160万エーカーで、2月に米農務省が年次農業フォーラムで指摘した9000万エーカーを大きく上回っている。前年度実績の9400.4万エーカーを下回っているものの、9000万エーカー台が一般的な予想だっただけに、市場では弱気な作付意向面積に対する警戒も高まっている。

 年次農業フォーラムで示された2017年度の予想収獲率は91.55%、トレンドイールドは170.7であり、これをFCストーンの事前予想にあてはめて算出された生産高予想は143億1500万ブッシェルで、フォーラムで示された140億6500万ブッシェルを大きく上回ることになる。

 月末には3月1日現在の全米在庫も発表されるが、2016年度が大豊作だっただけに、この時期としては過去最高の全米在庫が示されるだろう。この全米在庫をベースにして4月の需給報告が修正されることになるため、月末の発表は作付意向面積、全米在庫とも重要な発表であり、市場に与えるインパクトもかなり大きい。

 ところで、ブラジルで食肉不正が発覚し、ブラジル産ブロイラーの輸入停止を実施する国が相次いでいる。4000社以上のブロイラーの加工工場のうち、21社で不正が発覚したという。日本に該当するのはそのうち2社で、日本政府はその2社からの輸入停止を実施している。

corn200

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