日本の生ゴム営業倉庫在庫減少中

 日本ゴム輸入協会による2月28日時点の全国生ゴム営業倉庫在庫量は4,601トンである。前月1月30日は5,085トンであったので、前月比▲484トン、▲9.5%減、一年前の2016年2月28日は11,221トンであるので、前年同期比▲6,620トン、▲59%減で半減以下となっている。

 日本ゴム工業界による2017の新ゴム(天然ゴムと合成ゴムの合計)消費予想量は、129万3千トンである。新ゴム消費の82%を占めるタイヤ用で見れば天然ゴムの2016年の割合は59%である。今年の天然ゴム消費量を129万トンの約6割とすれば、約77万6千トンの天然ゴム需要となるが、2月末の在庫量4,601トンはその5.9%を占めるに過ぎない。消費量の約2.1日分である。非常に少ない在庫量であると言えよう。

 天然ゴムを大量に消費する企業は自社内に在庫を持っていると思われるため、この在庫がすべてではないが、日本の天然ゴム流通在庫は今非常に少ない状態にあると言える。この統計データは入庫量と出庫量の差として表されているが、最近の入庫量が細っていることが在庫減の原因となっている。

 産地はウィンタリングであり、樹液の出が悪くなっているため生産量が減少する季節である。季節要因としては、6月頃までは入庫量が少なくなるものと思われる。日本の在庫だけを見れば、天然ゴム価格は強気に動いてもおかしくない状況にある。
 
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