東京原油は戻り売りスタンス維持

 OPECは14日、2月の産油量を明らかにしている。OPEC全体の産油量は日量平均3195.8万バレルで、前月比13.95万バレルの減少である。

 OPEC最大の産油国であるサウジは日量979.7万バレルで、前月比6.8万バレルの減少である。しかし、自己申告ベースでは前月比26.3万バレル増の日量1001.1万バレルとなり、減産目標水準の1005.8万バレルを下回っているものの、1000万バレルの大台を回復している。サウジの1月の産油量は日量986.5万バレルながら、自己申告ベースは同974.8万バレルで、より少ない水準だったが、今回はこれが逆転したことで、OPEC全体の産油量に対する不透明さが拡大し、その後の原油急落につながっている。

 イラクの産油量は日量441.4万バレル(自己申告ベースは456.6万バレル)、UAEは同292.5万バレル(同299.5万バレル)、クウェートは同270.9万バレル(同270.5万バレル)、ベネズエラは同198.7万バレル(同224.8万バレル)などとなっている。サウジやクウェートは公表される産油量が、自己申告ベースよりも多かったり、少なかったりするが、イラクとUAE、ベネズエラはいつも自己申告ベースが大きく上回っている。

 もともと、自己申告ベースとのかい離が問題になっていたが、OPEC内でも自己申告ベースを公表しない国もあるため、全体での把握が難しい側面もあったが、産油国の多くは相場の上昇を期待しているだけに、表面上は少なく、実際にはそれよりも多い原油を生産しているとの現状がサウジの大幅なかい離の結果、再認識されている。

 一方、米国の原油生産は順調に拡大しており、3月10日までの一週間平均の産油量は日量平均で910.9万バレルとなり、4連続の増加を記録している。原油在庫は原油輸入の減少で若干の減少となったが、記録的な高水準をまだ維持している。

wti200

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