急騰続けるトウモロコシだが、まだ上昇余地は十分残されている!?

 米独立記念日明けのシカゴトウモロコシは大幅続騰を演じるなど、6月半ばからの急騰相場が続いている。終値ベースでみると、新穀12月限は6月15日の5.06ドルから7月5日の7.0850ドルまで2.025ドルも急騰し、上昇率でみると40.0%となる。大豆の新穀11月限の同じ期間中の上昇率は16.2%に過ぎず、いかにトウモロコシの急騰が目立ち、穀物急騰のリード役になったか、理解できるだろう。
 6月31日にCFTCが発表した取組内訳で、定期市場での大口ファンドのネットロングは6月26日現在、12万7481枚しかなかった。ちなみに、CFTCの取組内訳の発表をベースにして、今年の大口ファンドのネットロングの最高は3月20日現在の31万1712枚、前年同期は32万1415枚、過去最高は2011年2月1日現在の49万8117枚である。前年同期のまだ半分以下もなく、現在のコーンベルトを中心とした大干ばつの中、かなり小規模なファンドのネットロングといえる。現状を認識すれば、過去最高を更新し、50万枚以上のネットロングでもおかしくはないと考えられる。ちなみに、6月26日以降のファンドの買い越しを加えても、7月5日現在で20万枚にも満たない水準と想定される。
 良く、1988年当時と比較される。ただし、当時は120ブッシェルで豊作とされた時代だが、現在は160ブッシェルで豊作となり、状況が大きく異なる。当時よりも密植技術がかなり進化していること、イヤーコーンも多くなるため、当時よりも土壌水分が必要としているため、これまでの散発的な降雨は作柄改善に全く役にはたたず、今後とも長期的な乾燥予報が指摘されている。NOAA(米海洋大気局)が5日に発表した7月11-15日、そして7月13-19日の天気予報に関して、コーンベルトのホット&ドライが続くとの予想となっている。民間ベースの来週の天気予報では気温は米独立記念日前後よりも低くなるとしているが、それでも30℃を越える最高気温が続くとみられる。

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