原点に返り、原油の“需給バランス”に着目する

原油再び急落。一時49ドル割れ。減産合意前の水準まで。米国の在庫増加、米シェール復活観測、減産延長への不透明感などで。NY時間終了時点で49.62ドル近辺。

金下落止まらず。ドルインデックスの反落も続落。1200.9ドル近辺で取引終了。銀もプラチナも続落。

上海ゴム(取引時間は日本時間午前0時まで)小動き。17790元近辺で取引終了。

金・プラチナの価格差、ドル建てでおよそ263.7ドル(前日比およそ3.8ドル拡大)、円建てで974円(同23円拡大)。(価格の関係はともに金>プラチナ)直近の最拡大時の価格差は、ドル建てでおよそ323ドル、円建てでおよそ1090円。ともに2016年10月下旬。

●東京プラチナ 日足 (単位:円/グラム)
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出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「原点に返り、原油の“需給バランス”に着目する」

今週7日(火)に米エネルギー省(EIA)が公表した「短期見通し」より、世界の原油市場における需給バランスを推定してみました。

(原油市場が需給バランスを映すことができる、ある意味正常な相場であることが前提ですが)2017年は年末まで、小幅な供給過剰と供給不足が繰り返されると見込まれています。

グラフのとおり、2013年から2014年前半は大幅な供給不足(オレンジの縦棒が下向き)であり、原油価格(グレーの折れ線グラフ)は100ドルを超える水準にありました。

しかし、2014年半ば頃から供給過剰に転じ、その幅を拡大させていきました(オレンジの縦棒が上向きに)。原油価格は急落・低迷へ、という格好です。

供給過剰は長期的な価格下落の、供給不足は長期的な価格上昇の要因になりえることの例であると考えられます。

そして、2017年、EIAの見通しを見れば需給バランスは通年で「マチマチ」、そして原油価格の見通しは“12月に54ドル”を着地地点としてほぼ横ばいという見通しとなっています。

今回の急落(終わっていないかもしれませんが)が見通しにどのような影響を及ぼすかまだ分かりませんが、とりもなおさず、長期的な価格変動要因になり得ると考えられる“需給バランス”には前のめりで注目していきたいと考えています。

図:原油の需給バランスと原油価格の推移、および見通し
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出所:米エネルギー省(EIA)のデータを元に筆者作成
 

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