一目均衡表も悪化したゴム相場だが上昇に転じる可能性ある

 東京ゴム先限は1月下旬から2月初めまでは強含みに推移し、底入れ反騰するのではないかとの期待を誘う展開となっていたが、3月第2週から突如値を崩し8日時点で一時257.6円まで下げた。今年の最安値を更新するとともに昨年12月下旬以来約2カ月半ぶりの安値をつけた。同時に、今年1月末の高値366.7円から109円(下落率30%)もの下落に及んだ。

 昨年1月と7月の安値で歴史的な大安値をつけて底入れしたゴム相場は、下がり過ぎた反動もあり昨年秋から急騰したわけだが、相場格言にあるとおり「山高ければ谷深し」を、地で行くような動きとなった。テクニカル上では、今年1月31日の高値366.7円を「頭」とし、そこに1月17日の高値308.6円と2月14日の高値328.0円の二つの高値を「肩」とする逆三尊が形成されたことも売り材料となった。

 更に、テクニカル上の別な角度では、東京先限日足の一目均衡表において8日までの下落で抵抗帯を下に抜けてしまった点も軽視できない。通常、抵抗帯と呼ばれる帯を相場が下に抜けた場合、大勢トレンドが下向きへ暗転することは広く知られている。

 需給ファンダメンタルズ面ではどうであろうか? タイでは今年1月の豪雨により生産障害が起こり、それが天然ゴムの供給に影響を及ぼすとの見方が広がっていたが、タイ政府による備蓄在庫の放出がその供給不安を解消させただけでなく、むしろ供給の圧迫感を誘発したことは否定できない。

 このように、行き過ぎ、加熱、テクニカル、需給ファンダメンタルズなどを背景に大掛かりな修正安に入っているゴム相場は、これからいかなる展開が待っているのであろうか?
 
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